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鹿島/車両運行管理システム「スマートG-Safe」を機能強化

2015年07月08日/IT・機器

鹿島は7月8日、自社保有の車両運行管理システム「スマートG-Safe」の大幅な機能強化により、山間部等の狭隘な道路での大型工事車両同士の「すれ違い管理」や、土砂等の積載物の輸送・出来高管理の自動化を実現し、大分川ダム堤体建設工事へ導入したと発表した。

<システム概要>
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このシステムにより、大型ダンプをはじめとする工事車両の安全な運行と作業効率の向上を図っている。

システムでは、情報処理のクラウド化と通信データの簡素化により、車両位置情報の更新頻度を従来の1分間隔から“5秒間隔”に短縮し、リアルタイム性を向上させている。

加えて、車載端末で他車の位置情報を把握可能にすることで、「すれ違い管理」を実現している。

また、車載端末から作業状況を入力することで、運搬回数や出来高といった施工情報を自動で集計・管理する機能を付加している。

このシステムを大分川ダム堤体建設工事に導入し、現場実証を行った。17台の大型ダンプトラックの運行管理に用い、狭隘区間での「すれ違い管理」が有効に機能するとともに、複数箇所の積込場・土捨場・仮置場での輸送・出来高の管理を確実かつ効率的に行えることが確認できた。

鹿島は、2010年にGPS機能付き携帯電話を用いた速度監視・注意喚起システムを自社開発して以降、安全な工事車両運行に寄与するため、継続的な改良を続けている。

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