旭化成せんいは7月9日、宮崎県延岡市に再生セルロース(キュプラ)長繊維不織布「ベンリーゼ」の生産設備の増設を決定したと発表した。
「ベンリーゼ」は、コットンリンター(綿花の種子を包むうぶ毛状の短繊維)を原料とする世界唯一の再生セルロース(キュプラ)長繊維不織布で、天然原料由来ならではの環境適合性などを活かして、スキンケア、メディカル、工業・産業用ワイパー、資材・家庭用品など幅広い用途に向け国内外で事業展開を行っている。
■増設の概要
立地:宮崎県延岡市(旧エステル工場跡地内に建設)
生産品目:再生セルロース長繊維不織布「ベンリーゼ」
増設能力:年産約1500トン
着工:2015年12月予定
稼働開始:2017年3月予定