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ニッセン/三重の物流センターを売却、大型家具事業から撤退

2015年08月17日/物流施設

ニッセンホールディングスは8月17日、大型家具事業の撤退を決めた。

早期黒字化を図るためで、ニッセンブランド大型家具事業からの撤退と、戦略コア事業へのリソース配分の強化と全体組織体制のスリム化を図るための希望退職者の募集、加えて海外検品所の整理等を実施する。

大型家具事業は、大型家具配送・搬入時の破損防止等による2名体制での配送対応への変更や、人材不足・原油高による配送原価高騰等の経営環境変化による大幅な配送コスト増加等により、事業損益構造が年々悪化していた。

2014年12月期の大型家具事業の業績は、売上高158億円、営業損失12億円で、将来的な損益回復が見込めないとして、来年2月を目処に撤退する。

物流配送インフラを担っている三重大型商品配送センター(三重県いなべ市藤原町藤ヶ丘37)については売却を予定している。

配送センターの売却を含め、撤退に伴う損失として約39億円、アパレル・雑貨商品の検品、検針などを行う海外検品所の整理のため約10億円を2015年12月期に特別損失として計上する。

さらに、希望退職者120名を募集する。

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