商船三井は9月15日、共同出資するロッテルダム港マースフラクテ第2地区の新コンテナターミナルRotterdam World Gateway(RWG)を開業したと発表した。
ターミナルは年間最大取扱量235万TEUを想定している。ヤード内の移動、トレーラーへの積み下ろしに加えて、船側の積み/揚げ用のガントリークレーンをオペレーションルームから遠隔操作することで、荷役の効率化を図り、自動化をさらに深化させた最新鋭のコンテナターミナルとなる。
商船三井は既に日本、米国とアジア(ベトナム、タイ)で自営コンテナターミナルを運営しており、今回商船三井としては初となる欧州港湾ターミナル事業への進出も果たした。
コンテナターミナル運営の経験やノウハウを活かし、欧州でのコンテナ輸送サービスの強化と安定性の確保に努めていく。
なお、ロッテルダム港は欧州の玄関港として欧州最大の貨物取扱量を誇り、充実した輸送網を有している。
今後の輸送需要の多様化に備えて、RWGではコンテナバージ専用の岸壁や鉄道引き込み線の確保など、内陸輸送への効率的な接続を可能とする設計を採用している。バージや鉄道を最大限活用することで、CO2排出量削減にも貢献する。
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