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東洋ビジネスエンジニアリング/グローバル企業にERPをシェアードサービス

2015年09月08日/生産

東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)と日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD)は9月8日、B-EN-Gが提供するグローバルERP「A.S.I.A.」(エイジア)をベースにした「グローバル企業向けERPシェアードサービス」をNCDが提供すると発表した。

<グローバル企業向けのERPシェアードサービスのイメージ図>
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NCDは、長年取り扱っている中国ERPソフト「用友」は中国向けと位置づけ、ASEANをはじめとする中国以外のアジア地域や欧米も含めたグローバルニーズに対応することを目的として、A.S.I.A.販売に関する「セールスパートナー契約」を締結した。

NCDは、日本の親会社と海外現地法人の顧客のシステム化ニーズに応えるサービスを充実させ、グローバルレベルでの柔軟かつ実践的な提案力を強化する。

各グループ企業や海外現地法人が作成したデータの集中管理や、企業グループのグローバル経営管理にも繋げていく。

サーバーやアプリケーションを個社で保有せずに、グループの複数社で共同利用するERPシステムとして統括会社(または任意の拠点)にまとめ、販売・購買・債権・債務・会計管理等のモジュール共同利用(シェアード利用)が可能。

一つのアプリケーションを共同利用した場合でも、帳簿は個社毎に作成できる。

プラットフォームは、地域性やその国のインターネット事情等を考慮し、オンプレミスかクラウド環境かを選択できる。

このサービスは、海外拠点の地域グループを一つの管理単位として捉え、グループ企業間でのシェアードを目的とする(例えば、ASEAN地域、中国地域など)。

また、グループには、異なる製品の工場や販社等、多種多様な事業特性を持つ企業が存在することを想定し、一定範囲の機能追加やカスタマイズを可能としており、この点が一般のSaaSとは異なるサービスを特長としている。

ERPシェアードサービスのメリットとして、資産を一カ所で集中管理することによる、固定資産、保守費用の削減、経営管理品質の向上と均一化、グローバル経営基盤の強化と高度化、Analytics Serviceによる複数拠点分析を挙げている。

なお、NCDは、「グローバル企業向けERPシェアードサービス」に加え、海外現地法人へのA.S.I.A.導入提案、中国ではNCDの強みである用友とA.S.I.A.の連携提案も提供していく。

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