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日通/日中ダブルライセンスシャーシを登録完了

2015年10月08日/国際

日本通運は10月8日、日中両国の公道を走行できる「ダブルライセンス」を取得したシャーシ(動力を持たない被牽引車両)の導入を検討してきたが、10月2日に九州運輸局で、中国国内の通航許可を取得しているシャーシの自動車検査登録を行ったと発表した。

<側面>
20151008nittsu21 500x241 - 日通/日中ダブルライセンスシャーシを登録完了

<後部>
20151008nittsu22 500x889 - 日通/日中ダブルライセンスシャーシを登録完了

<中国式の反射板(赤白)は日本では違法となるため、日本のヘッド車両の電源を接続すると自動的に反射板が裏返り、赤白部分が隠れる仕組みを導入>
20151008nittsu23 500x455 - 日通/日中ダブルライセンスシャーシを登録完了

日本と中国のシャーシを牽引する車両(トラクタヘッド)の仕様に応じてシャーシ後部の反射板が自動的に切り替わる仕組みを導入し、改造・修理などの手間なしで、両国の公道を走行可能となった。

海上コンテナでの輸送に比べ、積み下ろし作業が不要なため、輸送時間の短縮が可能。また、コンテナ積み替え時の衝撃がなく、荷物へのダメージを軽減する。

なお、取り組みの経緯は、両国の車両安全基準に適合させるため、車両を製作した日本フルハーフと関係官庁と協議・調整。

中国でシャーシを製作、自動車登録を受けた後、日本へ輸入し、10月2日に日本での自動車検査登録が完了し、両国で自動車検査登録を行い、走行可能なシャーシが完成した。

日本国内走行については、関係する現行法令を適用する。

今後トライアル輸送を経て、できるだけ早い時期に本格運用を開始する予定で、当面は、自動車部品輸送業務を想定している。2台目以降の製作については未定。

■車両の規格
様式:エアサスペンション、ウィングトレーラー
全長:12.925m
全幅:2.495m
全高:3.765m

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