日本貨物鉄道が11月11日に発表した10月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は206万トン(前年同月比18.4%増)、車扱は72万4000トン(0.8%増)となった。
爆弾低気圧接近と台風23号接近の影響により、月全体では高速貨73本、専貨2本が運休となった(前年は、高速貨909本、専貨 18本が運休)。
品目別にみると、昨年10月6日に発生した東海道線由比~興津駅間での土砂流入による影響を受け、コンテナ貨物は、ほぼすべての品目が前年を上回り、全体で18.4%増となった。
ドライバー不足による需要増加等により積合せ貨物が大幅な増となったほか、北海道地区の馬鈴薯・玉葱等の生育が良好なことに加え、市場価格高騰に伴う早期出荷傾向にあることにより好調な農産品・青果物等が前年を上回った。
車扱貨物は、石油が市場価格の低廉化に伴う需要増加及び気温低下に伴う灯油需要の増加等により堅調な発送となった。
コンテナ・車扱の合計では、前年比13.2%増となった。