日本ガイシは11月20日、石川県能美市の石川工場に増設した自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の最新鋭生産ラインの生産開始式を行い、本格的に生産を開始すると発表した。
＜最新鋭生産ライン＞
石川工場に増設した最新鋭生産ラインは、強靱で効率的な製造現場の構築を目指して2009年度から取り組んできた「ものづくり構造革新」の成果である最先端の生産技術を投入した一貫生産ライン。
省スペース・省人・省エネルギーを狙い、高い生産性と低い環境負荷を実現しており、従来の設備に比べ、面積当たりの生産量が約2倍となるほか、CO2排出量を約30％（年間2700トン）削減することができる。最新鋭生産ラインの増設により石川工場の年間生産能力を従来の800万個から1300万個に増強した。
「ハニセラム」とは、自動車排ガス浄化用触媒担体。
■最新鋭生産ラインを含む設備投資の概要
投資額：約30億円
増築面積：4300m2
（倉庫・出荷エリア）
生産能力：500万個／年
工事開始：2014年5月
稼動開始：2015年7月
新規雇用数：約30人
