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日立造船/中国の使用済み核燃料管理プログラム輸送用キャスク4基受注

2016年01月14日/国際

日立造船は1月13日、子会社のNAC社が、中国のCNNC-E社とCNEIC社から、加圧水型原子炉での高燃焼度使用済み核燃料輸送キャスクと付帯設備を受注したと発表した。

NACが高燃焼度使用済み核燃料輸送キャスクであるNAC-STC輸送キャスク4基の設計と付帯設備の供給を請け負う。

契約によってCNNC-EとCNEICは、輸送キャスク事業をNACの実績ある技術によって拡大することで、高い競争力を得ることが可能となる。

NAC-STC輸送キャスクは、同国の商用原子炉で発生する現在の使用済み核燃料に対応するだけでなく、将来的に同国の大規模な使用済み核燃料の輸送を支える。

契約範囲は、NACによる、高濃縮で短冷却による高燃焼度燃料のために最適化したNAC-STC輸送キャスクの設計、製作、エンジニアリング、ライセンス取得が含まれており、新たなシステムは、中国・広東省深セン市の大亜湾原子力発電所から発生する使用済み核燃料の輸送を行うCNNC-Eをサポートする。

CNNC-Eは、将来的に同国の他の商用原子炉から発生する潜在的な使用済み核燃料の輸送のために、これらのシステムを活用することを計画している。

使用済み燃料の輸送用キャスクとは、主に鋼鉄と鉛で作られた22~300tの重量を持つ容器。

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