秋田県とヤマト運輸、ANA Cargoは3月28日、県産品の国内外への販路拡大に向けた連携協定を締結したと発表した。
<左から秋田県PRキャラクター「んだッチ」、 ANA客室乗務員、 ANA Cargo岡田社長、秋田県 佐竹知事、ヤマト運輸 長尾社長、ANA客室乗務員、ヤマト運輸キャラクター「シロネコ」>
3者は連携協定を締結し、それぞれが有する資源やノウハウを有効活用することにより、県産品を関東や西日本の大消費地へ翌日午前中に、海外へは東アジアへ最短翌日に届けるなど、県内事業者の販路拡大に向け、連携して取り組んでいく。
輸送のスピードアップにより、秋田県から翌日午前中に配達できるエリアを8.7%から84.7%と、約10倍に拡大する。
通常の宅急便の幹線輸送とは別に、陸送で「秋田-仙台」の幹線輸送を行い、仙台を経由し積載効率を高め首都圏(関東・東京)へ陸送する。
中部や西日本(関西・四国・中国・九州)に向けては、仙台空港から大阪の伊丹空港までの航空輸送ネットワークを利用する。
海外への販路拡大をサポートでは、沖縄国際物流ハブを活用し、香港や台湾、シンガポール、マレーシアなどのアジア圏へスピーディーに輸送する。
これまで海外への販路を持っていなかった県内事業者に対して、海外のバイヤーとの商談会の実施や、輸出の手続き・書類作成などのサポートを行っていく。
なお、ヤマト運輸とANA Cargoは、2014年5月からパートナーシップを強化し、沖縄国際物流ハブを基点としたアジア圏へのスピーディーかつ高品質な輸送ネットワークを構築し、日本全国の「旬」の食材を鮮度を保ったまま届ける「産直・お取り寄せモデル」の具現化の支援などに取り組んでいる。
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