商船三井は4月7日、南日本造船で建造中で、2017年竣工予定の次世代型自動車船「FLEXIE」の形状デザインを決定したと発表した。
船首部をラウンド形状とすることで、風圧抵抗を低減し、現行の自動車船に比べ、約2%のCO2削減効果を見込んでいる。この形状は、商船三井テクノトレード、三井造船昭島研究所との共同研究の成果。
商船三井はこれまでも、シップ・オブ・ザ・イヤー2003を受賞した風圧抵抗低減型自動車船「COURAGEOUSACE」の開発、コンテナ船風圧抵抗低減のための新型風防の開発、新型帆走装置「PowerAssistSail」の開発、ウインドチャレンジャー計画への参画など、風圧抵抗を減らしたり、風を推進力に利用したりする研究開発を継続して実施している。今回の次世代型自動車船の形状デザインの研究開発成果もその一環。