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日本海事センター/アジア米国間のコンテナ、3月は24.8%減

2016年05月02日/調査・統計

日本海事センターは4月28日、3月のアジア米国間・その他航路のコンテナ荷動き速報を発表した。

アジア(18ヶ国・地域)から米国へのコンテナ荷動き量は、24.8%減の102.4万TEUとなり、3か月ぶりの減少となった。

1-3月の累計は5.1%増の360.4万TEUと、昨年実績(3.0%)を上回っている。

24.8%減少した理由として、昨年1月から2月にかけては、米国西岸港湾労使交渉による荷役の大幅な遅れが発生しており、労使交渉が妥結した3月に揚荷が集中した。

2016年3月との対比ではその反動が出たものである。さらに、春節(2月8日~13日)の影響により、中国や台湾からの輸入が減少したためと分析している。

国別では、韓国(2.2%増)、インド(9.3%増)などが増加となった。日本は1.3%減。

中国(33.3%減)、台湾(27.3%減)、ベトナム(23.6%減)などが大幅に減少。地域別では、ASEAN(12.1%減)が減少、南アジア(6.3%増)は増加した。

最大の出荷国である中国は、1位の「家具及び家財道具」(33.1%減)、2位の「繊維及びその製品」(43.1%減)、3位の「一般電気機器」(26.6%減)及び4位の「おもちゃ」(41.2%減)などが大幅な減少となったことなどにより、33.3%減の57.7万TEUと3ヶ月ぶりの減少。香港も3ヶ月ぶりの減少となる1.6万TEU(46.5%減)。

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