ZMPは5月24日、実車とドライブシミュレータを用いた実車実験走行サービス「RoboTest VR+」を開始したと発表した。
ZMPではドライバーによる公道やテストコースでの実車実験走行を行う「RoboTest」を提供しているが、今回、フォーラムエイトのドライブシュミレータ技術を利用して、公道では実現困難な危険環境下での走行や、ドライバー疲労時の走行テストも可能にするサービス「RoboTest VR+」を提供する。
今まで、公道による走行実験サービス「RoboTest」では自動車/自動車部品メーカー、大学研究機関等が利用していたが、各社、各機関から通常走行以外の危険環境下でのデータ収集の相談が増加。「RoboTest VR+」ではドライバー飲酒時の運転や、居眠り、身体疲労時、長時間走行等、公道では実施困難な走行テストがシュミレータで実現可能。
「RoboTestVR+」では実際の公道コースをシュミレータで再現することも可能であり、例えば実車による昼間走行とシュミレータによる夜間ドライバー飲酒時の走行比較実験を行うこともできる。
ドライビングシュミレータではモニタ上の走行環境を自由に作り出すことができるため、特殊環境のコースを再現し、視認性が悪い環境などを作り出してテストを行える。天候や道路事情に左右されず走行テストをスケジュール通りに実
施できるメリットもある。
価格はドライバー5名・10日間の走行テストで600万円(税別)~で5月24日から受注を開始、顧客の要望に応じて実験内容を提案する。