日野自動車は6月9日、国土交通省にプロフィアのリコールを届け出た。
不具合の部分は動力伝達装置(変速機)。
大型トラックの12段機械式自動変速機で、プラネタリキャリアの剛性が不足しているため、変速の繰り返しによりピニオンシャフトが摩耗し、このシャフトを固定しているスプリングピンが折損してシャフトが変速機本体ケースと干渉することがある。そのため、そのまま使用を続けると異音が発生し、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。
全車両プラネタリキャリアが組み込まれているオグジュアリケース一式を対策品に交換する。なお、交換時に内部を点検し、変速機本体ケースの内壁に干渉痕があるものは、変速機一式を対策品に交換する。
リコール対象車の台数は計26台。不具合の件数は0件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001134017.pdf