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米国/6月度のアジア主要10か国発のTEU実績0.2%増

2016年07月19日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は7月11日付で、米国海上コンテナ輸入の5月実績をまとめた。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送月次トレンド比較>
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6月のアジア主要10か国・地域発の TEU(B/L・母船積地ベース・実入り・FROB含まず) は、前年比では0.2%増の124.3万TEUとなった。

1~6月累計では698万TEUで前年同期を2.4%上回った。

米国向け世界合計も6月は177万TEUと横ばいだったが、1~6月累計ではアジア発、欧州発、南米発ともに2~3%台のプラスとなり、上半期合計は1011万TEUで前年比2.7%のプラスだった。

アジア発の6割を占める1位の中国発は前月実績を2.5%下回り前年比1.2%減となったが、1~6月累計では3.1%のプラスを維持した。

2位韓国は自国分が堅調で14.5%増、1~6月では5.9%増。3位台湾は8.1%減だったが、1~6月は4.4%増だった。

4位香港は14%減と3か月連続のマイナスで1~6月も12.5%の減だった。6位シンガポールも3か月連続のマイナスで1~6月も9.3%の減だった。7位ベトナムは前月の66.8%増の後6月も28.1%の二桁増で1~6月も38%の増だった。

8位インドは4か月連続増の9.5%増で1~6月は3.1%の増だった。9位タイは3か月連続の増の8%増で1~6月は20.8%の増だった。10位マレーシアは13%増と17か月振りの増だったが、1~6月は16.4%の減だった。

7位の日本発直航分は4か月目に14%増となったが、1~6月では0.9%増の横ばいとなった。

日本発韓国TS分は26.9%増の7904TEUだったが、日本港別の動きでは5大港を含む上位10港発が80%を占めており、合計は前年比21.2%増だったが、1~6月実績でも17.9%増で、10港のシェアは83%だった。その中で名古屋港だけが42%の減少だった。

日本発直航分に対する米国上位港の1~6月分の動きは、ロスアンゼルス港サバンナ港、NY/NJ港が減少した一方でタコマ港、ロングビーチ港、オークランド港が増加した。

ZepolJapan
南石正和

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