三菱倉庫が7月29日に発表した2017年3月期第1四半期決算によると、売上高492億6800万円(前年同期比3.9%減)、営業利益32億1900万円(20.8%増)、経常利益41億7600万円(14.2%増)、当期利益24億1300万円(8.5%減)となった。
倉庫・陸上運送の両事業は、医薬品等の取扱増加があったものの非鉄金属等の取扱減少もあり全体として貨物取扱量が伸び悩んだため、売上高は倉庫事業で121億5400万円(1.2%減)、陸上運送事業で108億7500万円(0.5%減)となった。
他方港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱増加等により、売上高は56億6100万円(6.8%増)となったが、国際運送取扱事業は、貨物取扱量の減少や為替円高の影響等により、売上高は109億8000万円(14.8%減)となった。
結果、物流事業全体の売上高は410億8500万円(4.1%減)となった。また営業費用は、貨物取扱量の減少に伴い作業運送委託費等が減少したほか、減価償却費や修繕費の減少もあり、391億7700万円(5.4%減)となった。このため営業利益は、19億700万円(33.7%増)となった。
通期は、売上高2150億円(3.9%増)、営業利益121億円(7.0%増)、経常利益148億円(5.5%増)、当期利益96億円(2.7%増)を見込んでいる。
大東港運 決算/4~6月の売上高0.7%増、営業利益20.1%減