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JICA/コートジボワールの水産物荷捌き場整備に26億円無償資金協力

2016年11月10日/物流施設

国際協力機構(JICA)は11月10日、コートジボワール共和国政府との間で「ササンドラ市商業地帯開発のための船着場整備及び中央市場建設計画」を対象として26億5900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を11月9日に締結したと発表した。

事業は、同国の漁業の中心地の1つであるササンドラ市で、中央市場を移転して新たに整備するとともに、既存水揚場の荷捌き場等の整備を行うことを通じて、同国の水産業の振興を図るもの。

零細漁業の中心地で、水産業を基幹産業としているササンドラ市では、中央市場がある海岸域で、人口流入に伴い商業活動が活発化しており、市場に隣接する水揚げ場や市の中心地まで店舗域が拡大している。その結果、市内交通に影響を与えている他、水揚げ場から販売エリアまでの水産物の衛生的な運搬や、中央市場内での円滑な物資運搬が困難となっている。

事業では、ササンドラ市中央市場の移転整備及び既存水揚場における荷捌き場や保蔵棟等の施設整備によって、水揚げ及び流通の効率化と水産物の鮮度及び品質の向上を図り、同市の水産業のさらなる開発と、市内の物流及び生活環境の改善に貢献することが期待されるとしている。

<基礎概要>
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