3月16日12時半、プロロジス本社のある東京・丸の内のビル前から1台のバスが圏央道に向けて発車した。乗車したのは18社30名の3PLを担う物流事業者だ。年齢はさまざまで若い女性の二人連れもいる。プロロジス社員も数名が乗り込み、総勢40名程度となった。
東京駅前から日本橋を抜け、箱崎ICから首都高速6号を経由して、東北道に入る。久喜白岡JCTから圏央道に入り、途中休憩をとるために、五霞ICで高速道路を降り、「道の駅五霞」に立ち寄る。ここまで、ほぼ1時間20分程度。圏央道を走った距離から考えると都心から圏央道まで1時間程度という時間だ。参加者もそしてプロロジスの社員すら「意外と近い」と感じたようである。
休憩ののち、「道の駅五霞」から4号線を使って古河市内のプロロジスパーク古河に向かう。約20分で古河市内のプロロジスパーク古河の建設場所に着く。この場所は3万3000坪の敷地にBTS型施設を3棟開発する予定で、1棟は完成、1棟は完成間近、1棟が着工を控えている。
完成しているプロロジスパーク古河1はスズケンの物流施設で、免震構造にし、医薬品関係だけに全館空調設備を整えている。完成間近なのは日立物流ファインネクストの施設で、当初保有していた古河2用の土地のうち、一部を日立物流ファインネクストに売却し、その部分に日立物流ファインネクストが危険物倉庫を開発している。残りの土地には、プロロジスが日立物流ファインネクストのための専用施設として普通倉庫を開発し貸し出す。
そして、3棟目は3月21日に発表があり、国内大手物流企業と約3万m2の賃貸契約を締結した。敷地内には、乗用車駐車場・トラック待機場を十分に確保し、車輌が周回できる計画となっている。
<左奥がプロロジスパーク古河1、右側に古河2の危険物倉庫建設現場>