「災害時の緊急支援物流と道路ネットワークの強靭化」をテーマに、苦瀬博仁東京海洋大名誉教授らの監修のもと、建設技術研究所物流研究会のメンバーによって著された新刊。12月15日に刊行された。
「災害と緊急支援物資」「サプライチェーンとライフラインの防災対策」「緊急支援物資と道路ネットワーク」などの面から、課題点の指摘や対策、事例分析などを盛り込んでいる。
巻頭では、「災害という名の『兵糧攻め』」に見舞われたときに備えて、物資の補給や備蓄を考えておく必要があるだろう。特に、備蓄に限りがあるとすれば、被災者の生命を守り生活を維持するためにも、物資を補給する緊急支援物流が極めて重要なはずである」と指摘。
その上で、「過去の大災害においては、道路の破断や通行不可が緊急支援物資の輸送を妨げていたこともあった。だからこそ被災時の緊急支援物流のためにも、道路の強靱化を進めなければならない。このような問題意識のもとで、緊急支援物流と道路ネットワークについての議論を重ね、その研究成果を書籍として刊行するものである」と説明している。
■商品概要
商品名:「緊急支援物流と道路ネットワーク ー災害に備えるインフラ整備ー」
仕様:A5判・並製・378頁
定価:3740円(本体3400円)
日本郵船/グループの2025年度サステナビリティレポートを発行
