SBSホールディングスは3月24日、2月19・20日に東京都中央区の晴海グランドホテルで、3年目の若手社員15名を対象とし、キャリア形成を自らの手でデザインする「セルフ・キャリアマネジメント」をテーマにした集合研修を実施したと発表した。
SBSグループでは、2009年からグループ会社の社員を対象に、階層別・職種別・テーマ別など、多様な教育研修を行っており約40のプログラムを設置、年間1600名を超える社員がグループ会社間の交流を図りながら受講している。
セルフ・キャリアマネジメント研修は、新規学卒者が入社後初めて受講する階層別研修として位置づけている。
SBSグループの新入社員のほとんどは、物流現場の実務経験を蓄積するために、入社後数年間は現場配属となる。研修では2年間の現場経験を積んだ社員たちが、これまでの経験を棚卸し、身に着けた職業能力をキャリアマネジメントの尺度で測定した。
自らの価値観・興味分野を、現在の担当業務と紐づけながら理解を深め、今後の成長に必要な行動計画を設定した。
研修はキャリアマネジメントという概念をより深く理解するために、社内講師による講義や、職場の上司・同期の仲間からのフィードバックを得る機会を随所に設けた。
終了時には「不足している知識やスキルが明確になり、考え方を変える必要があると思った」「自身と深く向き合い理解したことで、今後どのように業務に取組むべきか確認できた」という感想が寄せられた。
SBSグループでは、長期的な視点に立った「高度な物流人材」の育成を目指し、従業員の成長を組織の競争力の源泉としている。
若手社員のキャリア形成は、多くの選択肢と個人の想いが先行することで、短期的な視点に陥り職業能力形成が滞ることがあるが、グループでは計画的な OJTによる実務経験と質の高いOff-JTを組み合わせることで、今後も育成施策の拡充に努めていく。
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