いすゞ自動車は4月27日、大型トラック「ギガ」と中型トラック「フォワード」を改良し、販売を開始した。
<大型トラック ギガ>
※エアデフレクターは販社装着オプション。
<中型トラック フォワード>
※エアデフレクターは販社装着オプション。
今回の改良により、「ギガ」「フォワード」はともに9月より適用される平成28年排出ガス規制に適合し、さらに先進安全装置の性能向上を果たした。
「ギガ」は「スム―サーGx」搭載車型における道路勾配に応じたギヤ制御機能の追加、「フォワード」はクラス初の燃費基準+10%を達成し、さらにカーゴ系主要車型に安全装置を標準化するなど、それぞれの商品力に一層磨きをかけた。
地図情報を活用したギヤ制御機能「Smartグライド+g」の新規投入し、自動式変速トランスミッション「スム―サーGx」搭載車について、地図情報を活用したオートクルーズ機能を新たに追加した。
地図情報とGPSにより先行道路の勾配を予測し、適切なギヤ段を自動選択。燃料を節約し、より高いレベルの省燃費クルーズを可能にするという。
全車でヘッドランプと室内灯をLED化し、長寿命化と省電力化、そして視認性の向上を実現した。メーター照明も常時点灯化とし、視認性向上と安全運転に貢献する。
「フォワード」は、4HK1系エンジンのターボシステム、燃料噴射、冷却に至るまで広範囲な見直し、燃費性能を大幅に高めた。ecostop(エコストップ)付きGVW8t~14.5tの4×2全車が中型クラスでは初となる燃費基準+10%を達成した。
プリクラッシュブレーキ、ミリ波車間ウォーニング、 車線逸脱警報(LDWS)、電子式車両姿勢制御システム(IESC)を、全車に展開を拡大。さらにGVW8t・11tのカーゴ系主力車型についてはプリクラッシュブレーキをはじめとする先進安全装備を全て 標準化、GVW14.5t以上には電子式車両姿勢制御システム(IESC)を標準化した。
3月より新設された準中型免許に対応するGVW7.5t車を、新たに展開した。
国内の目標販売台数は、ギガシリーズ10,000台/年、フォワードシリーズ18,000台/年。