UPSは5月10日、2020年にアラブ首長国連邦（UAE）ドバイ市で開催される「2020 年ドバイ国際博覧会」（万博）の公式ロジスティクスパートナーに選定されたと発表した。
万博は、2020年10月20日から2021年4月10日までの開催期間中に、世界中から数百万人もの来場が見込まれている。
UPSは公式ロジスティクスパートナーとして、万博の開催期間中、サッカー場4面相当の2万7000m2の倉庫スペースと1000人規模の従業員を配置する。
万博では、2008年の北京や2012年のロンドンなど、五輪ロジスティクススポンサーとしての経験が役立てられる。
1989年より同地域で事業を行っているUPSは、中東を中国やアフリカ、欧州、米国などと結ぶグローバルコマースの輸送ハブとしてのドバイの確立をサポートしていく。
UPSのデビッド・アブニー会長兼最高経営責任者（CEO）は、「我々は、キャパシティやテクノロジー、スタッフのケイパビリティなどを確立し、ドバイに向けた、またはドバイを通過する貨物のある顧客に対応するため、万博閉幕後も、UPS の同地域でのプレゼンスを拡大していく計画」と述べている。
なお、UPSのほか、ドバイ万博のパートナーには、エミレーツ航空、アクセンチュア、エティサラート（エミレーツ・テレコミュニケーションズ・コーポレーション）、ドバイ・ポーツ・ワールド、SAPなどが選ばれている。
