デンソーウェーブは8月8日、デンソーウェーブとして初めて、2.5m 耐落下性能を備え、クラストップレベルの耐衝撃性能を実現した、手のひらサイズの軽量小型ハンディースキャナー「SF1(エスエフワン」を発売した。
「SF1」は、作業中、不意にぶつけてしまうことによる衝撃を想定した、高さ1.5m×100回、高さ0.5m×3000回の繰り返し耐落下試験をそれぞれクリアし、万が一の落下を想定した2.5m耐落下試験もクリアするなど、過酷な現場作業でも安心して使用できる高い堅牢性を実現した。
耐環境性能も保護等級IP54を実現し、雨が降ったり、粉じんが舞う現場でも使用することができる。
動作温度範囲も-20~50℃に対応しており、冷蔵庫内や半屋外の倉庫など、さまざまな環境下で安心して使用することが可能。
入荷検品や、倉庫内でのピッキング、仕分け作業、棚卸しなどの作業現場では、ハンディースキャナーを棚やケースにぶつけたり、落としたりすることによる故障や破損による作業遅延のリスクを未然に防ぐため、より堅牢性の高いハンディースキャナーが求められてきた。
これらのニーズに応えるため、今回、デンソーウェーブは、これまで多くの業務用ハンディーターミナルやスキャナーで培ってきた経験を生かし、クラストップレベルの堅牢性を実現したハンディースキャナーを開発したもの。
ハンディースキャナーのフレームには、このクラスとしてはデンソーウェーブ初となるマグネシウム合金を採用し、重量の増加を抑えながらも、基板や部品の歪みを軽減させることで、破損のリスクを低減している。
パーツの形状や構成においても長年のノウハウを生かし、堅牢性を大幅に向上させながらも、持ち運びのしやすい小型ハンディースキャナーの製品化に成功した。
■製品概要
製品名:SF1(エスエフワン)
サイズ:W42mm×H90mm×D22mm/質量80g(バッテリー含む)
価格:オープン価格