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ヤマト運輸/長電バスと長野県飯綱町で県内初の「客貨混載」開始

2017年10月02日/3PL・物流企業

長電バスとヤマト運輸は10月1日、長野県長野市と飯綱町を結ぶ路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を開始し、長野市内で出発式を行った。

<概要図>
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<ヤマト運輸長野主管支店(長野市)で出発式>
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飯綱町、長電バス、ヤマト運輸の3者が連携し、バス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的に、路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を開始した。

宅急便を積載するため、 座席の一部を荷台スペースとして確保した路線バス1台を運行する。また、客貨混載専用の路線バスと分かるよう、車両にオリジナルデザインを施した。

ヤマト運輸のセールスドライバー(SD)が飯綱町の顧客に配達する宅急便を、ヤマト運輸長野主管支店(長野市)で路線バスに積み込み、長電バス飯綱営業所とヤマト運輸信州信濃町センターで配達担当SDに引き渡す。

飯綱町と沿線地域の顧客は、地域のバスの路線網が維持され、安定的に利用できるようになり、生活基盤の維持・向上につながる。

ヤマト運輸のSDが飯綱町に滞在できる時間が増えるため、当日発送の集荷締め切り時間を延長できるなど、宅急便のサービスをより便利に利用できる。

長電バスは、路線バスの空きスペースを有効活用し宅急便を輸送することで、バス路線の生産性が向上し、バス路線網の維持につながる新たな収入源を確保することができる。

ヤマト運輸は、これまで、飯綱町までトラックを利用し荷物を運んでいたところを路線バスが代替することで、集配効率の向上とともに車両の走行距離の削減ができ、コスト削減やCO2削減にもつながる。

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