商船三井は11月21日、プロペラ効率改善装置「PBCF」の技術が高く評価され、日本経済新聞社が選定する「2017年日経地球環境技術賞」の優秀賞を受賞したと発表した。
「PBCF」は、非搭載船比3~5%の燃料消費量削減効果を持ち、1987年に販売開始以来全世界で3200隻超の販売実績を誇るプロペラ効率改善装置で、2017年5月には省エネ効果を更に改善した「新型PBCF」の販売を開始している。
商船三井の川越美一常務執行役員は「本年1月にはカナダ・バンクーバー港で水中騒音を低減する装置にPBCFが認定されるなど、環境に優しい装置として世界中で認知され、評価を得ている。
性能アップした新型「PBCF」の販売も開始し、販売から30年経つ「PBCF」は今なお進化し続けており、今後もより一層地球環境保全に貢献していきたい」と述べた。
商船三井グループは、今後も「環境・エミッションフリー事業」を推進・育成し、世界各地・各港の環境保全に寄与していくとともに、「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」を通じて、”安全運航”と”環境負荷低減”技術を深化させていく。