横浜冷凍は11月27日、トラック予約受付システム（Yokorei Truck Reserve System）を開発し、2017年12月より協力運送会社とともに試験導入を開始すると発表した。
＜貨物入出庫作業の流れ＞
＜トラック事前予約とトラック接車の連絡＞
6月に竣工した埼玉県幸手市の幸手物流センターと来年2月竣工予定の京浜島物流センター（仮称）に導入後、その他の物流センター、協力運送会社についても順次導入を検討していく。
システムは、今後の自社における既存のシステムとの連携や機能拡充などを容易に行えるように自社専用システムとし、自社の現場ノウハウをもとに日本ユニシスに発注し、開発した｡
導入するシステムでは、PC･スマートデバイスを活用し、トラック待機問題の軽減･解消を主な目的としてさまざまな機能を搭載している。
運送会社が入出庫とトラックの到着予定時間の予約をPC･スマートデバイス（スマートフォン）にて事前に行うことができる。
倉庫側では登録された到着時間情報に基づいて貨物準備作業を予め行えるようになり、長時間待機の解消につなげることができる。
システムで事前予約を行い、接車待ちのドライバーに対し、SMSを使った接車の連絡が可能。また、SMSを使うことによりバース割付や車輌接車のご連絡／誘導の効率化につなげる。
なお、、通常の貨物入出庫準備作業は、荷主からの依頼書をもとに倉庫内で事前準備を行い、トラックが倉庫に到着し受付を行なうことで事前準備した貨物と照合し、到着した順番に作業を行なっているため、トラックの長時間待機問題の一因となっていた。
