日本通運は11月29日、日本物流団体連合会主催の2017年度モーダルシフト取り組み優良事業者表彰で、「ビール製品の鉄道コンテナ輸送へのモーダルシフト」が「モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」を受賞したと発表した。
2017年1月、アサヒビール、キリンビールは、環境負荷の低減とトラック不足等の社会的課題の解決を目的に、石川県金沢市に日通が運営する共同配送センターを開設、関西エリアの工場からの鉄道コンテナによる共同輸送を開始した。
日通は、発駅の大阪府吹田市の吹田貨物ターミナル駅で両社製品を受託し、日本貨物鉄道が関西~北陸間の往復輸送量の差により発生する空コンテナを有効活用し、鉄道で輸送。
協業を通じて、年間1万台相当の長距離トラック輸送を鉄道コンテナにモーダルシフトし、年間約2700tのCO2削減を実現する見込み。