寺田倉庫は11月29日、松竹と文化及び文化財の再生をはかる演劇・映画・展示イベント等の企画実施と修復事業を京都を中心に展開することを目的として、合弁会社「TSプロモート」を、11月28日付にて設立し12月1日より業務を開始すると発表した。
新会社では、双方の強みを持ち寄り、日本文化の発祥地である京都などにおいて活動を開始する。
失われていく文化・歴史・芸術を掘り起し次世代へ継承するべく、修復事業や文化・文化財をコンセプトに据えたエンタテインメントの開発に取り組み、競争力ある日本文化事業の企画・発信を行っていくとしている。
寺田倉庫は、「モノだけではなく、価値をお預かりする」という理念に基づき、1950 年の創業以来、ワイン・アート・メディア保管を軸に事業展開してきた。物の本質を見極め、最適な条件で保存できる設備投資を行ってきたため、繊細な美術品の保存・保管技術においても業界内で高い評価を得ている。近年は、預かった物の価値を高めて後世に引き継ぐことを目的として、アートを軸とした文化発信事業や、絵画、古美術等の修復事業にも注力している。
寺田倉庫/京都市立芸大の新キャンパス内に美術品保管庫オープン