テラファーマは12月21日、アルフレッサとの間で、細胞製品の輸送に関するコンサルティング基本契約と治験製品等輸送管理業務委受託契約を締結すると発表した。
コンサルティング基本契約は、製造施設と医療施設間の細胞製品の輸送に関する SOP(標準業務手順)作成支援と助言。また、細胞製品の輸送時の温度管理評価及び安定性評価に関する助言。
治験製品等輸送管理業務委受託契約は、製造施設と医療施設間の細胞製品の輸送業務となる。
テラファーマは、日本初である進行膵臓がんに対する樹状細胞ワクチンの治験にテラファーマ開発の樹状細胞ワクチンを提供し、この新しい治療法を一日も早く、より多くの膵臓がん患者へ届けるよう、薬事承認申請に向けた取り組みをしている。
一方、医療用医薬品等の卸売事業を行うアルフレッサは、今回のテラファーマとの契約により、アルフレッサグループとして初めて再生・細胞医療に用いられる治験製品の輸送管理業務に携わる。
テラファーマは、同社開発の樹状細胞ワクチンの治験に用いる細胞製品の輸送に関する業務手順やそれらを確立するプロセス等、これまで培ってきたノウハウをアルフレッサに提供する。
細胞の輸送技術を要する治験製品の高品質な輸送体制の構築を支援する。
両社は将来的には治験に用いる細胞製品のみならず、再生医療等製品として上市後の樹状細胞ワクチンを全国の医療機関に提供を目指している。