信越化学工業は12月20日、塩化ビニル樹脂（塩ビ）の国内向け販売価格の改定を行うと発表した。
2018年1月21日納入分から、1kg当たり15円以上の値上げを実施する。
信越化学は、今年4月にエチレン、ナフサを始めとした原燃料価格の急騰を理由に値上げを実施した。しかしながら原油ならびにナフサ価格は今秋以降、相場が一段と上昇傾向にある。さらにユーティリティや輸送のコストも上昇している。
同社では、継続的にあらゆるコスト低減に努めているが、原燃料価格の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっている。
塩ビの今後の安定供給を維持するためにも、今回価格改定をお願いせざるを得ない状況となったとしている。
