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東芝エネルギー/トレーラー1台に積載できる550kVガス絶縁開閉装置開発

2017年12月28日/IT・機器

東芝エネルギーシステムズは12月27日、550kV級のガス絶縁開閉装置(以下:GIS)として世界で初めて一体輸送が可能な新形550kVGISを開発したと発表した。

<新開発の550kVGISの外観>
20171228toshiba 500x366 - 東芝エネルギー/トレーラー1台に積載できる550kVガス絶縁開閉装置開発

従来品から、容積比約80%に小型化、重量比約90%に軽量化を実現した。

GIS一式がトレーラー1台に積載できるため、工場で組み立てられた状態での輸送が可能となり、据付工程を約半分に短縮でき、据付のための設備停止期間の大幅短縮できる。

GISは、送電線に異常が生じた場合に電流を遮断して他の電力機器への影響を防ぐための遮断器や、送電系統を切り換えるための断路器、避雷器、計器用変成器などから構成される設備。

今回、温度条件や耐雷性などの仕様の合理化とともに、独自に開発したタンク内面のコーティング技術の採用などにより、各機器を小型・軽量化し、部品点数を削減した。ま

主母線を遮断器の上部に配置するなど機器配置の最適化を進め、小型・軽量化を実現した。

日本の製造拠点である浜川崎工場とともにインドの製造拠点である東芝電力流通システム・インド社を活用し、国内をはじめとする先進国における老朽化機器の更新需要に対応するとともに、今後電力需要の伸びが期待されるインドや中東、東南アジア、アフリカなどの注力地域における事業拡大を目指す。

■新開発の550kVGISの概要
定格電圧:550kV
定格電流:2000/4000/6000/8000A
定格短時間耐電流:50/63kA
大きさ:約3.3m×約9.0m×高さ約3.8m※変圧器回線の1体輸送姿

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