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三機工業/最速クラスの搬送仕分け装置を販売開始、世界最速も開発中

2018年01月22日/IT・機器

三機工業は1月22日、宅配・流通・郵便業界に代表される物流市場向けの搬送仕分け装置「クロスベルトソータ CBII」を開発し、販売を開始したと発表した。

<クロスベルトソータ CBII>
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クロスベルトソータ「CBII」は、薄物・袋物・箱物などさまざまな荷姿の搬送物に対応、国内最速レベルの高速走行と1カート2コンベア方式による高い仕分能力を誇る。

また、カーブ半径の小さなレイアウトが可能で、接触給電方式と非接触(発塵レス)給電方式の選択が可能となっている。

三機工業は、空港手荷物や大型貨物用のクロスベルトソータ「CBI」を既に販売・納入しており、これまでに物流システムの技術ノウハウを構築してきた。今回販売を開始したクロスベルトソータ「CBII」は、高速化かつコンパクトでレイアウト性に優れた性能と薄物・袋物・箱物などさまざまな荷姿の搬送物を正確に仕分けることができる物流市場向けのソータ。

<世界最速クロスベルトソータ「CBIII」>
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なお、三機工業は、より高度な要求に応えるべく高速処理が可能な「世界最速クロスベルトソータ『CBIII』(仮称)」の開発も行なっている。走行台車を世界最速の毎分240メートルで走行させ、一時間あたりの仕分け処理能力が最大1万6900個まで高めた形で性能試験を完了している。

「CBIII」は、低摩擦走行カート(パイプ構造レールの採用による走行抵抗の低減)、AI、IoT搭載事前トラブル予知システム(台車部品使用頻度のリアルタイム計測)、高速移載制御システム(コントローラ搭載カートによる運用情報指示システム)などを新技術として採用し5件の特許を出願中で、早期の市場投入に向けて商品化検討を進めている。

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