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東京のロジスティクス市場/空室率は再び低下、ベイエリアは1%台

2018年02月13日/調査・統計

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JLLは2月13日、ロジスティクス(物流)市場の空室・賃料・価格動向、需要・供給動向及び12か月予測をまとめた調査レポート「ジャパン プロパティ ダイジェスト(JPPD)2017年第4四半期」を発表した。

東京のロジスティクス(物流)市場の空室率は4.1%となり、前期比0.1ポイント低下、前年比1.2ポイント低下となった。東京ベイエリアの空室率は1.0%、前期比0.6ポイント低下、前年比2.0ポイント低下となった一方、内陸エリアは6.1%となり、前期比0.2ポイント上昇、前年比0.7ポイント低下となった。

賃料は月額坪当たり4202円、前期比0.1%上昇、前年比1.6%上昇となった。東京ベイエリアでの新規供給が上昇を牽引した。内陸エリアの賃料は横ばいとなった。

価格は前期比0.1%上昇、前年比5.9%上昇となった。4四半期連続で上昇した一方、上昇ペースは3四半期連続で減速した。引き続き様々な投資家の取得意欲は旺盛となったが、投資機会は限定的となった。

12か月見通しは賃貸市場では今後も堅調な需要が見込まれるものの、今後2年間にかけて記録的な水準の供給が予定されていることから、賃料はエリアによっては下押し圧力が加えられる見通し。

投資市場では、安定的なコア資産を供するこのセクターに対する投資家の関心は続くとみられることから、投資利回りは一層低下する可能性がある、としている。

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