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富士フイルム/40億円投じ、富山県の医薬品生産拠点に工場建設

2018年02月22日/生産

富士フイルムは2月22日、グループ会社の富山化学工業の医薬品生産拠点に約40億円を投資し、新工場を建設すると発表した。

<新工場の外観>
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新工場では、抗がん剤「FF-10832」など独自技術を活かしたリポソーム製剤の治験薬製造や商業生産を行う計画。新工場は、2018年9月に着工し、2020年2月に稼動する予定。

建設する新工場は、日・米・欧のGMP基準に対応した、リポソーム製剤の生産工場。新工場は、富士フイルムの高度な生産技術により独自設計・開発した製造設備や封じ込め設備の導入、富山化学がこれまで注射剤の無菌製造で蓄積してきた生産ノウハウの活用により、高信頼性・高品質のリポソーム製剤の安定生産を実現する。

さらに、最先端ICT技術を用いた先進的な生産システムを導入。製造プロセス・品質評価データや設備稼働データの一元管理、電子タグによる原料や部材などの使用管理などが可能となるため、効率的なオペレーションで生産を行うことができる。

■新工場の概要
建設場所:富山県富山市千原崎1-8-70(富山化学工業 第二工場内)
投資金額:約40億円
生産内容:リポソーム製剤の治験薬製造および商業生産
延床面積:約2400m2(地上2階建)
着工時期:2018年9月
稼働開始時期:2020年2月

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