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CRE/埼玉県川越市で7500m2の物流施設竣工

2018年02月28日/物流施設

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シーアールイー(CRE)は2月28日、埼玉県川越市で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア川越」が竣工したと発表した。

<全景>
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<トラックバース・庫内(1階)>
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<庫内(2階)>
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開発地は関越自動車道「川越」インターチェンジより約10km、首都高速埼玉大宮線「与野」ICより約16.7km、主要幹線道路である国道254号線、国道16号線至近であり、国道17号新大宮上尾道路へのアクセスにも優れた立地。

川越工業団地内の工業専用地域にあるため、周辺は倉庫・工場が多く、24時間稼働が可能であり、物流業務に適した希少な立地条件を備えている。

工業団地を管轄する川越東部工業会協同組合が運営するバス便や駐車場もあり、雇用確保での優位性もある。

「ロジスクエア川越」は 6300.08m2の敷地に地上2階建て、延べ面積7542.56m2の物流施設であり、マスタープランとしては、ワンフロアが約1140坪の2階建てで、1階部分のトラックバースは高床式とし、一部スパンにおいてはプラットホームをテールゲート車対応としている。

倉庫部分の基本スペックは、床荷重は 1.5t/m2、有効高さは1階・2階共に 6.0m以上、照度は300ルクスを確保し、外壁には断熱性の高い金属サンドイッチパネルを採用している。

1階はブレース(筋交い)がなく、2階は柱を一部減らすことで保管効率の向上に寄与している。

上下搬送設備については、荷物用エレベーター(積載荷重3.5t)を2基実装している。

階層を2階建てに抑えることで、多層階施設特有の上下搬送に起因した時間的なロスを極小化し、スピーディーな入出荷オペレーションの実現を可能とした汎用性の高い施設となっている。

外構計画としては、大型車待機場としても活用できるようトラックヤードは余裕を持ったスペースを確保し、様々な使い方に柔軟に対応できるよう配慮している。

<エントランスホール>
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<倉庫内有効高さサイン>
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環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入等によりBELS 評価を取得しており、第三者機関による認証を取得することにより省エネルギーに配慮した施設であることを明示していく。

同社開発物件の標準装備である緊急地震速報システムの導入やAEDの設置、さらに火災延焼対策として自動火災報知設備に断路器を設置して、万一の火災時における配線ショートによる防火シャッターの機能停止を防ぎ、延焼の拡大を防ぐことにより入居テナントの BCP(事業継続計画)への配慮を行っている。

施設内のサインには、川越ゆかりの「川越唐桟織」と「紫陽花(あじさい)」をモチーフにした親しみのあるデザインをベースとし、有効高さ、床荷重、照度などの倉庫機能を可視化したサインなど、働く人々の快適性を高めるための工夫を取り入れている。

■ロジスクエア川越の概要
施設名称:ロジスクエア川越
所在地:埼玉県川越市芳野台(川越工業団地内)
敷地面積:6300.08m2
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
建物構造:鉄骨造 地上2階建て
延ベ面積:7542.56m2
着工:2017年6月30日
竣工:2018年2月28日
設計施工:関東建設工業

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