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ヨコレイ/東京羽田物流センターが物流総合効率化法の認定受ける

2018年03月05日/物流施設

横浜冷凍(ヨコレイ)は3月5日、東京都大田区京浜島の東京羽田物流センターが国土交通省が所管する流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)の認定を受けたと発表した。

<物流センター新築に伴う輸送網集約事業>
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同社は従前より食品販売事業で、輸入畜産品を都内の複数の冷蔵倉庫で保管し、配送業務にも複数の運送業者が携わるため、物流拠点の点在と複雑化した輸送体制を効率化する必要があった。

そこで、大井コンテナ埠頭の至近距離かつ首都高速道路湾岸線大井南ICから3.4㎞の位置に東京羽田物流センターを新設し、物流拠点と輸送網を集約した。

協力運送会社のケーラインサービスと連携し、昨年11月に圏央道の幸手物流センターで試験導入したトラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」を本格導入した。

この取り組みによって、入出庫するトラック台数を1日あたり10台削減し、トラック走行量を約30%削減して省力化を図るとともに、CO2排出量を約34%削減する目標を立てている。

更に、同システムの円滑な運用により、トラックドライバーの待機時間を約90%削減し、平均待ち時間を約22分とする目標も合わせて立てている。

この他にも従前から取り組んできた物流の効率化・合理化を目的とした仕様を施している。

倉庫内オペレーションの省人化・効率化を促進するため、移動ラックに連動させたカーゴナビゲーションシステムを導入。冷凍機のF級には倉庫内の温度変化が極めて少ない自然対流冷却方式「Sittory」を採用。

C級にはCO2単独冷媒機器を初採用し、屋上全面には太陽光発電パネルを設置するなど、環境への配慮も行っている。昨年はこれらの取り組みが評価され国土交通省より、「2017年交通関係環境保全優良事業者等大臣賞」を受賞している。

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