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リユースのベクトル/実店舗在庫の一元管理、物流センター活用で成長

2018年03月20日/SCM・経営

リユース事業を展開しているベクトル(岡山県岡山市)は3月20日、2017年度の自社システム流通額が5期連続成長を達成し、前期比5%増となる見込みと発表した。

同社はブランド古着マーケットを構築し、ブランド数6000以上、アイテム数70万点超を取り扱っている。

自社のブランド古着通販ECサイトだけでなく、楽天市場やヤフオク!などの他社ECモールに出品している商品や全国86か所にある実店舗の在庫を一元管理するマルチチャネル出品システム「ベクトルプレミアムシステム(以下:VPS)」を自社開発した。

<物流センター「ベクトルグローバルポート」>
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2016年には商品の査定から買取成立までの手続き・出品作業までをワンストップで行う物流センター「ベクトルグローバルポート」を設立した。

自社サービスに加えて、VPSと物流センターを活用したアライアンスにより現在21社のリユースサービスのインフラを支えている。

リユース商品は1点ずつの買取となるため各店舗での買取・売却状況にいて即時把握が難しく、各社とも在庫管理が後手に回っていた。

2012年に在庫を一元管理するマルチチャネル出品システムVPSを開発し、全国86店舗のリサイクルショップ・自社ECショップ・モール内ECショップなど複数の販売先にリアルタイムで商品を卸すマルチチャネル販売可能になった

2016年に開設した物流センター「ベクトルグローバルポート」により他社サービスへのシステム連携・提供が可能となった。

それまでBtoC主体の経営を行ってきたBtoBによる収益が加わったことで事業は飛躍的に拡大したという。

提携先企業は一切の設備投資なくリユース市場に参入できるようになり、リユース市場の活況と共にアライアンス事業は拡大している。

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