日本郵船は3月23日、長崎県西海市大島町の大島造船所で建造していた石炭専用船「津梁丸(しんりょうまる)」が3月9日に竣工したと発表した。
沖縄電力初の石炭専用船として2003年に竣工し、15年間にわたり同社の石炭輸送の中核を担ってきた「津梁丸」から船名を受け継いだ2代目「津梁丸」。
船籍を沖縄県に置き、竣工後は初代と同様に同社の火力発電所向け専用船として、主に豪州、インドネシアなどからの石炭輸送に従事する予定。
一般的なパナマックス船型と比べて積載量を増加させ、輸送効率を向上させた最新鋭の「幅広・浅喫水船」。
日本郵船グループは、長年培ってきた運航ノウハウを活かし、今後も安定的かつ経済的な資源輸送に努めるとしている。
■概要
全長:234.99メートル
全幅:43.00メートル
夏期満載喫水:12.882メートル
総トン数:5万2156トン
載貨重量トン数:9万2049トン
造船所:大島造船所
船籍:日本