日本郵船は3月28日、自律型の海中ロボットを用いた深海海底マッピングの精度やスピードを競う国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」の決勝に出場する「Team KUROSHIO」に、海中ロボットの海上輸送を通じて協賛すると発表した。
<「Team KUROSHIO」の海中ロボット 東京大学生産技術研究所製 型式:AE2000f>
<「Team KUROSHIO」の海中ロボット 東京大学生産技術研究所製 型式:AE2000a>
「Team KUROSHIO」はおよそ3年間にわたり同コンペティションに参加しており、技術提案書の審査とRound 1技術評価試験を経て、日本のチームで唯一、決勝であるRound2実海域競技に進出することが決まっている。
2018年10-11月に開催される決勝では、水深4000mの深海で24時間以内に最低250km2以上の海底マップの作成などを行う。最終結果は同年12月に発表される予定。
日本郵船は、本業である「モノ運び」を活かして、日本の技術者やその高度な技術力を応援し、四方を海に囲まれた日本の海洋科学技術の水準向上に貢献するとしている。