SGホールディングスが5月11日に発表した2018年3月期決算によると売上高は1兆450億3200万円(前年同期比12.3%増)、営業利益627億900万円(26.8%増)、経常利益は648億7000万円(26.7%増)、当期利益は360億2100万円(26.6%増)となった。
デリバリー事業の売上高は8241億7400万円(11.6%増)、営業利益は513億6900万円(29.6%増)だった。
デリバリー事業は、eコマース市場の伸長により取扱個数が増加したことに加え、適正運賃収受による取組みを継続的に行った。また、「GOAL」によるソリューション提供の拡大、「TMS」の強化及び日立物流との協業による付加価値の高い輸送サービスの拡大に努めてきた。
ロジスティクス事業の売上高は1404億1600万円(27.1%増)、営業利益16億2700万円(106.9%増)だった。
ロジスティクス事業は、国内では既存顧客の取引量や越境通販貨物が増加したことに加え、大型物流受注案件のコスト改善に取り組んだ。海外では、フレイトフォワーディング等の物量の増加及び新倉庫稼働による事業拡大により、増収となった。
なお、3月期決算は、決算時期の変更があり、対象期間が2017年3月21日から2018年3月31日までで、2017年3月21日から2018年3月20日までの数字は売上高9961億円、営業利益596億円、経常利益619億円、親会社株主に帰属する当期利益は341億円だった。
次期は、売上高1兆500億円(0.5%増)、営業利益630億円(0.5%増)、経常利益660億円(1.7%増)、当期利益370億円(2.7%増)を見込んでいる。