山九は5月14日、インドネシアの現地法人、山九インドネシア国際が、4月20日にインドネシア共和国、税務総局より繊維製品の輸出分野における保税物流センター(PLB)の認可を取得したと発表した。
この分野の認可取得は日系企業で初。
PLBの認可を取得したのは「チカランロジスティクスセンター」で、1万m2の PLB専用エリアを設置。主に日系の大手製造小売業(SPA)の日本向け輸出貨物を取り扱っている。
今後はグローバル企業が数多く進出するジャカルタ東部に位置する立地を生かして、取扱い貨物の拡大を図る。
PLB は、インドネシア政府の経済政策の一環として国内製造業の発展、国際物流ハブの確立を目的に導入された制度で、従来の保税倉庫と異なり、非居住者の在庫が可能、蔵置期間が3年、通関手続きの簡便化といった特徴を持つ。
今回の取得により顧客への港湾・倉庫作業に係るコスト削減や日本からの入出荷コントロールによる在庫管理の提供が可能となる。
■チカランロジスティクスセンター 概要
名称:チカランロジスティクスセンター
所在地:西ジャワ州ブカシ県デルタマスシティー内
グリーンランド工業団地
敷地面積:6万3751m2
倉庫面積:3万9936m2(1期1万1307m2+2期2万8629m2)
PLB 専用エリア:1万m2(2期倉庫内)