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CRE/埼玉県上尾市に1.9万m2の物流施設着工

2018年05月25日/物流施設

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シーアールイーは5月25日、埼玉県上尾市で、物流施設「ロジスクエア上尾」の本体工事を着工したと発表した。

設計・施工は鈴与建設で、2019年4月末の竣工を目指し、建設を進めている。

<ロジスクエア上尾 完成イメージ>
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「ロジスクエア上尾」の開発予定地は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)桶川北本ICから約 6.9km、首都高速埼玉大宮線与野ICより約8.4km に位置し、主要幹線道路である国道17号新大宮上尾道路(幅員57m)と県道51号線に接道し、物流施設としてのロケーションは良好。

「ロジスクエア上尾」は圏央道を通じた広域物流拠点としてのみならず、都心への配送拠点としても立地優位性が見込まれる。

また、首都高速道路埼玉大宮線与野ICから開発予定地至近までの自動車専用道路の延伸事業の着手が発表されており、更なる利便性の向上が見込まれる。

上尾市は、埼玉県の南東部に位置し、人口は 22万8000人超、世帯数は約 10万世帯であり近年増加傾向にある。

周辺エリアに人口集積もみられ、開発予定地より徒歩2分のバス停を利用してJR高崎線上尾駅まで所要時間約7分と通勤利便性も高く、雇用を確保する上で比較的優位な環境に立地している。

施設面では、1万2700.54m2の敷地に地上3階建て、計画延べ面積 1万9520.75m2の物流施設として開発する予定で、本体工事を2018年5月25日に着工し、2019年4月末の竣工を予定している。

施設のマスタープランとしては、ワンフロアが約1900坪の3階建てで、1 階北側に計16台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応が可能。

場内出入口は国道17号新大宮上尾道路側と県道51号線側に計2か所のゲートを設け、トラック車両の各方面へのアクセス性の向上を図っている。

倉庫部分の基本スペックとして、平均照度300ルクス以上、床荷重は 1.5t/m2、有効高さは各階 6.0m 以上を予定しており、各階 2.5tフォークリフトの走行にも対応している。

外壁は金属断熱サンドイッチパネル、倉庫内の防火区画壁には断熱性・耐震性・美観に優れ、倉庫業法で定められた壁強度(2500N/m2)を有する耐火断熱パネル(マイナス 10℃帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁としても対応可能)を採用し、ブレース(筋交い)や間柱を無くすことで保管効率を高める計画となっている。

各階に2か所の将来垂直搬送機及びコンベア貫通用床開口を想定した構造設計を採用することにより、テナント入居時の各階に跨った縦搬送マテハン設備の設置を可能とするなど、テナントのイニシャルコストに配慮し、あらゆる庫内レイアウトの設定にも幅広く対応することが可能だ。

昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重 4.1t、45m/min)を2基、垂直搬送機2基を実装し、階層間の上下搬送に伴う時間的なロスを抑え、効率的な入出荷オペレーションを実現させ、様々な物流ニーズに対応し得る汎用性の高い施設計画となっている。

環境面では、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入等により CASBEE 埼玉県のAランク認証及び BELS 評価の取得を予定しており、第三者機関による認証を取得することにより環境や省エネルギーに配慮した施設であることを明示していく。

■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア上尾
所 在 地:埼玉県上尾市壱丁目、地頭方
敷地面積:1万2700.54m2
用途地域:準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上3階建て
延ベ面積:1万9520.75m2(予定)
本体着工:2018年5月25日
竣工:2019年4月末(予定)

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