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SGリアルティ/和光市の物流施設、DBJ Green Building 認証取得

2018年06月08日/物流施設

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SGリアルティは6月8日、埼玉県和光市に今年2月に竣工したSGリアルティ和光で、環境・社会への配慮がなされた不動産を評価する制度「DBJ Green Building」認証を取得したと発表した。

<SGリアルティ和光>
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<屋根面に設置した太陽光パネル>
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SGリアルティ和光は最高ランクである「5つ星」の認証を受けた。

評価されたのは、「Ecology(環境)」では、最新の自家消費型太陽光発電システムを導入し、環境負荷の低減と自然エネルギーの普及に貢献したこと。屋根面への太陽光パネルの設置は、最上階部分(倉庫エリア)の遮熱効果を高めることが期待されている。

全館にLED 照明を採用し、先進的な物流施設にふさわしい光環境を実現しており、CASBEE 埼玉県「A ランク」を取得し、環境性能が高く評価されている。

「Amenity(快適性)」 では、施設内のエントランス、ラウンジ、リフレッシュルーム、屋外デッキ等には、従業員が快適に過ごせる演出を各所に施している。従業員や来訪者を迎え入れるにふさわしい空間づくりをめざし、エントランスには天然木のデザインウォールを採用し、格調高くしつらえた。

ラウンジでは、多様なひかり・あかりによって表情が変わる素材を壁面に選定しており、カフェをイメージした開放感あふれる空間は、従業員の交流の場として利用できる。

<天然木のデザインウォールを採用したエントランス>
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<佐川林業施工による天然木を使用した屋外デッキ>
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グループ企業の佐川林業施工による天然木を使用した屋外デッキは、日よけパラソル、家具を設置した。都市部で木材を活用することによって、山間部の森林保全、活性化に貢献し、木材の与える安らぎのある空間を提供している。

「Community(地域・景観)」 では、エントランスまわりに奥行きを感じさせるランドスケープを形成し、施設を取り囲むように植栽を豊かに配置することで、施設内外から緑を楽しむことができるよう計画している。

「Risk Management (防犯・防災)」では、24時間有人管理と、セキュリティーカード・防犯カメラの導入により敷地内の防犯性を高めている。太陽光発電システムにより発電された電力は蓄電池に蓄電され、停電時には防災センター、ラウンジ、廊下、トイレなどの共用部分に電力を供給する。

緊急地震速報システムの導入により、いち早く地震の発生可能性を知ることが可能。適切な避難行動を促すことができ、安心して働ける環境を整えている。

なお、DBJ Green Building 認証制度は、環境・社会への配慮がなされた不動産(「GreenBuilding」)を支援するために、2011年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度。対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証し、その取り組みを支援しているとされている。

■認証取得物件の概要
名称:SGリアルティ和光
所在地:埼玉県和光市新倉5-1-63
敷地面積:2万7300.85m2
延床面積:6万5259.06m2
構造:S造 5 階

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