商船三井は6月14日、運航するJERA Trading向け石炭専用船「OI MARU(大井丸)」が、名村造船所伊万里事業所で竣工したと発表した。
商船三井と名村造船所が共同開発し、各種安全・省エネ仕様を採用した最新鋭の幅広浅喫水船型で、特に揚地である中部電力碧南火力発電所(愛知県)への輸送量を最大化るため、250m全長を採用した「碧南マックス」船型。
商船三井は同じ船型の「新矢作丸」、「長良丸」を、それぞれ2015年、2017年から運航しており、両船とも同発電所向け専用船として石炭輸送に従事している。
「大井丸」の竣工により、3隻の「碧南マックス」船型の運航体制で、中部電力碧南火力発電所向け石炭輸送の中心的役割を担っていく。
■“OI MARU(大井丸)”概要
全長:249.97m
全幅:43.00m
型深:18.70m
満載時載貨重量:9万1211トン