米国インフォアは6月29日、122の短距離鉄道と貨物輸送鉄道を所有・リースする米国のGenesee & Wyoming社(G&W社)が、インフォアの業界特化型の設備資産管理ソリューション「Infor EAM」のクラウド版を、グローバルで採用したと発表した。
G&W社は、輸送・ロジスティクス業界に精通した専門的な機能を備えている点を評価し、Infor EAMを採用している。
Infor EAMは本稼働後、鉄道線路などの線形資産だけでなく、機関車や電車などの全車両の管理を担う。
G&W社は、Infor EAMにより設備資産における詳細で適切なインサイトを得ることで、より細やかな保全計画を立てられるようになる。
9つの地域で122の貨物鉄道を所有・リースしており、8000人の社員が3000社の顧客にサービスを提供している。
北米地域にある7拠点では、アメリカの41州とカナダの4州における1万3000マイル以上におよぶ115本の短距離鉄道と貨物輸送鉄道サービスを提供している。
また、英国/欧州地域で、英国最大規模の鉄道-海運を一気通貫で運行しており、ヨーロッパ大陸では鉄道サービスと鉄道貨物で2番目の規模を誇るプロバイダー。
英国全土で日々100本近くの一貫輸送サービスを提供し、年間77万のコンテナを輸送するG&W社の鉄道貨物輸送を運行する子会社の欧州エンジニアリング兼安全管理ディレクターであるTim Shakerley氏は、「設備資産はG&W社のビジネスの中核。当社は、同業界のリーダーでありイノベーターとして、常にサービス向上の方法を模索しつつ、可能な限り効率的に運行できるように努力している。Infor EAMは、モバイルに対応し、クラウドベースで利用できることから、資産全体を最大限に可視化し、最適なサービスを最低コストで提供するための計画策定の精度を大幅に高めてくれる。それと同時に、輸送・ロジスティクス業界の変化の激しく、膨大な規制要件にも対応できる」と述べている。