ジャパンマリンユナイテッドは8月16日、横浜市の横浜事業所磯子工場で建造していたフェリーさんふらわあ向け大型フェリー「さんふらわあ きりしま」を引渡したと発表した。
この船は、大阪府・大阪南港~鹿児島県・志布志港航路に就航している「さんふらわあ きりしま」の後継船であり、今年4月に引渡をした「さんふらわあ さつま」の姉妹船。
旅客709名、大型トラック121台、乗用車134台を同時に運ぶことができる。最適船型を開発するとともに、二重反転プロペラを始めとしたJMUのGHG(温室効果ガス)削減技術を折込み、優れた燃費性能のフェリーを実現した。
推進方式にエンジンとモータの2種類の駆動源を有すハイブリッド推進システムを採用することで、航海中燃費性能と港内操船性能という大型フェリーに重要な性能の両立も図っている。
居住区画についても、三層吹き抜けのエントランスホールを採用、船上レストラン及び展望浴室を現行船より大型化するなど快適に過ごせるような工夫を施しており、「人にも環境にもやさしい」フェリーとして活躍が期待されている。
■概要
全長:192.0m
型幅:27.00m
航海速力:23ノット
総トン数:1万3659トン