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大和ハウス/ベトナムに3.2万m2の物流施設建設

2018年09月05日/国際

大和ハウス工業は9月5日、ベトナム南部のドンナイ省ロンタン区「ロックアンビンソン工業団地」内で、同社ベトナム初のマルチテナント型物流施設「D Project Rental Warehouse-Loc An Binh Son(ディープロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン)」の開発に着手すると発表した。

<Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン・フェーズⅠの外観イメージ>
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<位置図>
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1棟目となる敷地面積6万6000m2、賃貸面積3万2000m2の「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン・フェーズⅠ」を10月1日に着工する。

設計・施工は、ベトナム現地法人のDaiwa House Vietnam(ダイワハウスベトナム)を通じて行う。

新施設は、フェーズⅠ・II(総敷地面積13万2600m2、総賃貸面積6万2000m2(予定))からなり、最大12テナント(1テナント5000m2から)が入居可能。ターゲットは、ベトナム国内外の物流企業などを想定している。

主な設備・仕様は、事務所(全区画)、冷凍・冷蔵用電源(半分の区画)、全館LED照明、敷地内一方通行、フォークリフト充電用コンセント、ドックレベラー、太陽光発電システム(予定)を計画している。

この地区は東西ハイウェイ高速道路「ロンタンIC」まで8km(車で14分)、ホーチミン市から東に40km(車で40分)の場所に位置しており、ベトナム南部の主要港「カットライ港」まで30km、(車で30分)、大型船の接岸が可能な「カイメップチーバイ港」まで40km(車で40分)と、ホーチミン市街と港湾の中間地点にあるため、製造拠点や物流拠点としても適した立地。

加えて、2025年開港予定の「ロンタン国際空港」まで3km(直線距離)と海と空の玄関口にアクセスしやすい立地となっている。

ベトナムは人口9370万人で、2017年のGDP成長率は6.81%、40歳未満が人口の65%を占める若い労働力を持つ国。昨今、同国では現地企業による物流施設の開発が進むなど、物流施設の需要が高まっており、日系物流企業も多く進出している。

日系企業の拠点数は、2007年の948社から2017年1816社と10年間で2倍に増加。大和ハウスは、多様化する日系企業の物流施設のニーズに対応するため、日本での物流施設開発のノウハウを活かし、マルチテナント型物流施設の開発着手を決定した。

6月14日にロックアンビンソン工業団地の事業主体であるVRGロンタン投資開発と、建設地の賃貸借契約(2060年まで)を締結した。

今後、大和ハウスグループでは、保有する経営資源(建築物の調査・設計・施工、建物の管理・運営に関するノウハウ)を組合せ、海外で物流施設を検討している日系企業や世界各国の企業に対して誘致活動を行い、ニーズに合わせた物流施設の開発を拡大する予定。

■施設概要
名称:Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン
所在地:ベトナムドンナイ省ロンタン地区ロックアンビンソン工業団地
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主・運営会社:DH Logistic Property Vietnam Co.,Ltd.(ディーエイチ・ロジスティック・プロパティー・ベトナム)
設計・施工:Daiwa House Vietnam Co., Ltd(ダイワハウスベトナム)
総事業費:33億円
構造・階数:鉄筋コンクリート造平屋建て(一部2階(事務所部分))

「フェーズⅠ」
敷地面積:6万6000m2
賃貸面積:3万2000m2
最大テナント数:6テナント
着工予定:10月1日
竣工予定:2019年6月
入居予定:2019年7月

「フェーズII」
敷地面積:6万6000m2
賃貸面積:3万m2(予定)
最大テナント数:6テナント(予定)
着工予定:2019年7月 
竣工予定:2020年3月
入居予定:2020年4月

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