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ZMP/研究開発用移動台車プラットフォームの導入版パッケージ発売

2018年10月11日/IT・機器

ZMPは10月11日、コンピュータ制御可能な研究開発用移動台車プラットフォーム「POWER WHEEL II(パワーホイールツー)」エントリーパッケージの販売を開始した。

<POWER WHEEL IIエントリーパッケージ>
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POWER WHEEL IIの開発に必要なモニタ・キーボード・マウスを付属した製品で、その場で搭載の制御用PCへアクセスし、サンプルプログラムの実行や付属のサンプルコードの編集などを容易に行うことができる。

価格は310万円(税別)で、11月の出荷を予定している。

POWER WHEEL IIは、さまざまな実験機材を搭載し、長時間の実験が可能な自動搬送・移動ロボットの研究開発プラットフォーム。物流倉庫や工場内の次世代自動搬送機のアルゴリズム開発や動作検証のほか、自律移動台車を用いた新しいサービス開発や物流システム構築への活用を想定している。

標準センサは高精度ロータリエンコーダ、慣性センサ、測距センサを搭載し、オプションセンサとして、2Dレーザーレンジセンサの搭載が可能。外部に設置したPC(オプション)による遠隔操作の実験にも対応している。

制御用PCはLinux PCを搭載し、ソフトウェア開発環境(SDK)として、各種センサ情報の取得、モータ駆動、通信(WiFi)などのライブラリとサンプルプログラムが付属しており、利用者が自由にアプリケーションを開発することができる。

■製品仕様
本体重量:82kg
大きさ:幅698mm、奥行998mm、高さ383mm(ハンドルなし327mm)
バッテリー:24V50Ah、リチウムイオン電池
周辺機器用電源:AC100V/300W、24V/1A、12V/0.5A、5V/0.5A
稼働時間:8時間
充電時間:2時間半、専用充電器
最大積載重量:100kg
最大速度:6km/h
登坂角度:3°
使用温度範囲:0~40℃
駆動部:ブラシレスDCモータ150W×2個、電磁ブレーキ ※最大4個
標準センサ:ジャイロ、加速度、地磁気、測距(1DTOFセンサ)×8、バンパーセンサ、ロータリーエンコーダ×2

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