プロロジスは12月3日、アパレル企業TSIの物流業務を請け負うTSI・プロダクション・ネットワーク(TSIPN)と物流分野での新サービスと次世代技術の検証・導入に関する共同の取り組みについて、業務提携を行うと発表した。
業務提携の内容としては、ロボットを活用したマテリアルハンドリングに適した施設設備の検討、アパレル向けの次世代型物流プラットフォームの構築などが含まれている。
<プロロジスパーク千葉ニュータウン>
取り組みの一つとして、TSIPNは「プロロジスパーク千葉ニュータウン」において、無人搬送機型ピッキングロボットの運用を開始し、EC商品のみならず店舗向けのアパレル商材の庫内オペレーションをロボットでまかなっていく。
無人搬送機を使ったBtoB物流は、物流およびアパレル業界で事例がなく、この取り組みが先例となる見込みだ。また、TSIPNが利用している「プロロジスパーク成田1-C」においても、ロボットを使った物流オペレーションに切り替えていく予定としている。
なお、業務提携の背景には、物流業界での人材不足が課題となる中、プロロジスは物流施設の提供者として、入居企業の庫内オペレーションをサポートするための施設の在り方を検討してきた。その一環として、ロボットをはじめとする最先端技術を活用し、カスタマーサービスの向上を図っている。無人搬送機型ロボットの導入支援実績もあり、物流オペレーションの効率化をめざすTSIPNとの業務提携に至ったもの。
プロロジス/物流の次世代リーダー育成へ東京・大阪でアカデミー