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コニカミノルタ/生産のグローバル最適化で拠点集約、構内物流ロスを排除

2018年12月06日/生産

コニカミノルタは12月6日、開発・生産のグローバル最適化によるデジタルトランスフォーメーション加速の一環として、日本において分散している開発・生産機能の集約、再編を図り、事業の更なる高付加価値化を実現すると発表した。

国内機器デバイス生産子会社3社(BMME/OOP/OOD)の法人格を2019年4月1日付けで統合する。

「人・場所・国・生産変動に左右されない生産」を目指す、新しい「IoT時代のものづくり現場」として、2020年10月を目途に愛知県豊川市の三河サイトに新工場を建設し、愛知県豊川市のBMME小田渕本社と愛知県豊橋市のBMME植田事業所の機能移管を行う。

こ生産ラインや構内物流のロスを排除した機器組立系の小ロット品の効率生産を実現する。さらに、精密デバイス生産の高効率化を目的として、山梨県笛吹市のOOP笛吹工場をリノベーションし、2021年10月を目途に、山梨県都留市のBMME都留事業所の機能を移管する方向で検討している。

なお、情報機器事業と光学コンポーネント事業を中心に中国に主力生産工場を配置しているが、人件費高騰などの課題が顕在化しつつあり、中国外の生産を拡大している。2015年5月に本格稼働を開始したマレーシアの工場は、中国からの生産移管に加え、デジタルマニュファクチャリングの製品組立先端工場と位置付け、その機能を拡大している。

消耗品は欧米の各生産拠点にて消費地生産を進め、リードタイム短縮や在庫削減、為替ヘッジを図っている。

日本の工場では、デジタルマニュファクチャリング構想の実践と拠点展開と同時に、高精度かつ熟練の生産技術を活かし、高難度、小ロットの部品・ユニット・製品の試作と量産の役割を担っている。

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